読み物【思い出】

ふとした時に思い出す出来事や記憶。
懐かしさを感じながら、あの頃を振り返っています。

エッセイ・読み物

色褪せないガラケー

久しぶりに帰省した。私の部屋には小さい頃から変わらず学習机が置いてある。今では、ここで机に向かうこともほとんどない。全然開けていなかった引き出しを興味本位で開けてみた。相変わらず中はぐちゃぐちゃ。片づけたつもりで押し込まれた物がたくさん詰ま...
エッセイ・読み物

猫の台座

まだ成長期だった頃。休日、親も気をつかって寝かせたままにしてくれた。なんか、お腹が重い。なんでこんなに苦しいんだ。寝たいのに苦しい。唸るような声を上げて精一杯の抵抗をしてみるが、びくともしない。気づけば軽くなり、そのまま眠った。その後、完全...
エッセイ・読み物

自転車を漕いで浴びる風

今では移動は自動車が当たり前。どこに行くにも冷たいクーラーを浴びて、好きな音楽をかけてドライブ。そんな日々を手に入れるためにも段階があった。原点は自転車だった。一人暮らしを始めた頃、徒歩での移動は限界がある。そして、お金もない私は家族から自...
エッセイ・読み物

日焼けした参考書、今でも捨てられない

部屋の本棚の端っこに、一冊の本が置いてある。今では年に一度開くかどうかの参考書だ。正直、少し日焼けした、片隅の置物となっている。それでもなぜか捨てられずに残っているのだ。いつも目にするたびになぜ捨てられないのだろうか、と考える。私は学生の頃...
エッセイ・読み物

姉からもらったマフラー

私には年の離れた姉がいる。私は進学を機に1人暮らしを始め、親や姉とは別に暮らし始めた。それから何度目かの帰省をしたときに姉がプレゼントとして私にマフラーをくれたのだ。いつもらったかは覚えていない。私の誕生日の春頃だったか。クリスマス頃だった...